ひざかっくん

take_chiyo2007-08-28

ママが台所にいると、タケルがズリズリとやってきて台所の柵(カウンターなので、タケルの立ち入り防止のために柵をつけています)につかまり立ちします。ママが「カックン、カックン・・・」と言いながら膝をカックンさせていると、タケルも真似して短い足で膝カックンをしてくれます。
その様子を見たパパが「ダンスしてるみたい♪」と絶賛。パパが動画を撮ろうとカメラを向けると、ママよりカメラに夢中になり膝カックンをやめてしまうのが悲しいところです。


パパが仕事に行こうとすると、必死にパパの足につかまり立ちして泣いて縋ります。その度にパパはタケルを抱っこして「そんなにパパが好きなのか〜」と感動しています。パパからママに抱っこを代わると、泣いてパパのほうに行こうとします。だから・・・パパが出て行った瞬間、タケルがケロッとして他の遊びに夢中になってるなんて、パパには言えません。。。


↓↓↓以下、ママの感謝の気持ちです。備忘録なので、読み飛ばしてください。↓↓↓


タケルが生まれてもうすぐ11ヶ月。
ママは10ヶ月の同体⇒24時間の陣痛⇒24時間の子育てにより、ごく自然にママになったと思います。
パパはタケルが生まれてから9ヶ月頃まで、育児には協力的ではありませんでした。「俺の仕事は仕事をすること。家事・育児を手伝うのが当然だと思うな」なんて言われて、パパにとってママとタケルの存在意義はないんだなぁと泣いたこともあります。夫婦二人の時間も会話もなく、朝から晩まで(その頃、パパはほとんど自宅で仕事をしていました)ママがタケルの世話をする中で、ママが経済力さえつければパパがいなくてもいいんじゃないか・・・とも思ったりしました。
しかし・・・
タケルが9ヶ月になった頃から、パパが見違えるほど育児に協力的になってくれました。
ちょうどママがタケルの遊び食べに限界を感じイライライライラしていた頃、トイレの雑誌ラックに「ひよこパパクラブ」(いろんなパパの育児体験談が載っている)を置いた頃、なによりタケルがよく動き・よく笑い・よく怒るようになった頃でした。
パパの「今日、俺がお風呂入れるよ」の一言に、涙が出るほど嬉しかったのを今でも覚えています。それから徐々に、帰宅したらタケルの遊び相手をし、離乳食を食べさせて、毎日お風呂に入れてくれて、ママの話し相手にもなってくれるようになりました。
ママは嬉しさ半分、申し訳なさ半分で、いつも「パパ、ありがとう」と言います。仕事で疲れてるのに、タケルの相手をしてくれて、そんなパパをスゴイなぁと思っています。


でも、パパは言います。「ママは偉いね。俺なんか一時間相手するだけで疲れちゃうのに、24時間こんな暴れん坊の子育てしてるんだもん。ママを尊敬する!」


それで初めて気付きました。パパの本当のすごさは、10ヶ月で父親になったこと。
パパは妊娠したわけでもない、陣痛を味わったわけでもない。ただママのお腹が大きくなるのを見て、生まれたばかりの我が子を抱っこしただけ。その瞬間いきなり父親になれって言われても無理な話です。
もちろん、世間には妊娠中からしっかり父親になってしまうスーパーパパもいますが、うちのパパは普通のパパです。
いきなり現れた小さな宝物にどう接したらいいのかもわからず(自分が触れたら壊れると思ってたらしい)、わけもわからないうちにママがすべて世話をしてしまう。パパの出番のないまま9ヶ月たち、やっと子供が自分をパパだと認識し、笑いかけてくれるようになったとき、パパは「俺の子は人間なんだ。意思を持って一緒に遊んだり笑ったりできるんだ!」と身近に感じられるようになったとか。
ママはふざけて『遅咲きの父性』なんて言ってますが、パパってママよりスゴイなぁと感心しきりの毎日です。